2011.09.23

輸血と血液型

大きなケガや手術の際に欠かせない輸血ですが、オーストリアの医師ラントシュタイナー(ノーベル生理学・医学賞を受賞)が1900年にABO式の血液型の分類を発見するまでは、一か八かの状態で行っていました。恐ろしや…。

それからおよそ40年後に発見されたのがRh式です。こちらは研究に使用されたアカゲザルの英名から命名されました。血液型を決めるのは、赤血球の表面にある抗原(特定のたんぱく質)と、血清中の抗体の組み合わせによるものです。

日本人はA型が4割、O型3割、B型2割、AB型1割となっています。父と母からきた二つの遺伝子で型は決まりますが、特殊なタイプや突然変異もあり、実の親子でも通常ありえない型になるケースも存在します。

輸血の前には、赤血球と血清のそれぞれにA・Bの抗体、A・Bの赤血球を混ぜ、擬集反応が起きるかを二重チェックし、抗D抗体を含む試薬でも調べます。さらに患者の血清と輸血用の赤血球を直接混ぜてみる交差適合性試験も行います。

posted by carol at 16:03| 日記

2011.09.04

医師は非常勤でバイトができます

医師には常勤医と非常勤医という呼び方もあります。前者は、その病院や診療所が定めた医師の勤務時間を、全て勤務している医師のことをいいます。

具体的な勤務時間は、それぞれの医療機関で異なりますが、健康保険法では、週に4日32時間勤務で条件の届出ができるとされています。

また非常勤医とは、常勤でない医師の音を言います。常勤で勤務する病院や診療所が休みの日や、夜間に、週に何度かは他の病院に非常勤医として働きに行き、診療や当直などを行っています。

近年は訴訟リスクの高い産婦人科や外科離れによる一部の科目における深刻な人手不足やモンスターペイシャントの増加によって、医師の勤務環境は悪化する一途です。そのため病院は非常勤の医師に頼らざる得ない状況となっています。

posted by carol at 20:10| 日記

2011.03.21

薬価の改定は2年おきに行われます

すでに薬価基準に収載されている医薬品については、薬価差を縮小させて医療費を抑制するため、2年おきに薬価の改定が行われます。その算定には「市場実勢価格調整幅方式」が採用されています。

診療報酬が改定される前の年に、医薬品卸会社を対象に薬剤の市場取引価格を調べる薬価調査が行われます。製薬会社は、販売促進のために値引きして医療機関に販売を行います。したがって、薬価調査の結果は、多くの場合、取引実勢価格が薬価基準よりも安くなっています。これを薬価差といいます。

医療機関が保険者に請求する際には、実際の購入価格ではなく、薬価基準に定められた価格で請求します。安い金額で仕入れて、高い金額で保険者に請求することが可能なため、この薬価差は医療機関にとって重要な収入源となります。

しかし、保険料と税金でまかなわれている医療費を抑制するためには、2年に1度の薬価改定で、薬価を引き下げてその差を縮小させます。その引き幅下げを決めるのにR2方式と呼ばれる算定方式が採用されています。

薬価の引き下げにより、薬の管理コストなどを考えると採算が合わなくなり、院内処方から院外処方に切り替える医療機関が増えてきました。2005年から院外での処方が院内のそれよりも上回るようになりました。

posted by carol at 19:01| 日記

2010.12.29

就職難で看護師を目指す短大・大卒者が増加

就職難の影響で資格取得の傾向が高まっていますが、医療の分野でも同様のことがいえるようです。ニュースによると、准看護師養成学校に入学する短大・大卒者の割合が増えているそうです。

人材不足を補うため、より短期間で看護の担い手を育成するという趣旨で創設された資格ですが、日本看護協会はその養成を終了し、看護師との一本化を主張していますが、給与が少し安いため、病院を経営する側で考えれば存続して欲しいところで、現在も存続か廃止かで議論が行われています。

近年は人手不足を補おうと、採血や感染症管理、AEDなどの医療技術に関する講義を開催して、ナース 復職を支援する大学病院やクリニックが多くなってきました。子育てと仕事の両立が困難で一度は医療の現場を離れた看護師さんには心強いのではないでしょうか?

厚生労働省は日本薬学会にスイッチOTCが適用される候補成分のリストアップを委託。同学会が有効性や安全性、転用の合理性について概要を取りまとめます。それを参考に日本医学会と100以上の関連学会から、スイッチOTCの影響について意見を募ります。

posted by carol at 13:52| 日記

2010.12.20

小児患者の服薬管理

子供が病気になっても、核家族が進んでいる昨今、若い夫婦だけでは経験不足のために、観察・認識が不十分であることが少なくありません。例えば、薬=副作用と決め付けてしまって、なかなか子供に薬を服用しようとしなかったり、少しでも良くなると小児科医に相談をしないまま、勝手に服用を中止してしまうことがあります。また、同じような症状が現われたときに、残っていた以前の薬を飲ませてしまうこともあるでしょう。

処方箋により調剤された薬は、その患者さんのためだけの薬です。しかも、現在の病態にあった処方です。病態は急性期と慢性期がありますが、前者の場合は、基本的に処方日数がその薬の有効期限ですので、いつまでも手元に残しておくのはよくありません。

一般に調剤済みの薬は、光や温度、湿度などで容易に変化してしまう場合があります。風邪などでシロップ剤が処方された場合や、用法にあった規格がなく錠剤を粉砕などで分量に調剤された薬の保管について、しっかりと理解してもらうようにしましょう。

投薬時の服薬指導時に本人が理解できないようであれば、薬剤師 ブランクは理解が得られるまで保護者に十分説明する必要があります。また、慢性疾患の小児患の薬は日の当たらない涼しい場所に保管するように、親子一緒に確認しあうように指導しましょう。

posted by carol at 10:42| 日記